ようこそ、オレンジパークのマガジンへ
突然ですが、本日から、オレンジパークのマガジンを定期更新することになりました。まずは、「なぜこのタイミングで?」とお思いの方も多いと思うので、定期更新の経緯とオレンジパークについての簡単なご紹介、そしてこれからの発信についてお届けしたいと思います。
2019年10月のオープンからおかげさまで2年目に突入。緊急事態宣言をうけての休園を乗り越え、対策をとりながらなんとか継続できていますが、なんとも思い通りにはいかない日々が続きます。やきもきする気持ちを抱えて、毎日をすごしているのは、みなさんも同じかもしれません。オレンジパークとしては、この場所を守るため、より楽しい場所に、「パークがあってよかった!」と思っていただけるような場所にするため、試行錯誤を続ける毎日です。
申し遅れました。これから記事を更新していく、オレンジパークの運営メンバーのひとりで、最近は〝裏園長〟なんて呼ばれています、大西です。普段は、フリーランスで編集やライターの仕事なんかをしています。
「運営メンバーのひとり」と記しましたが、オレンジパークはさまざまなクリエイターが集まって活動する「PIXELGRAM」というチームで運営しています。たとえば、オレンジパークの園長であるGIMA☆KENTAは、普段はバンド・愛はズボーンとして活動していたり。PIXELGRAMの代表であるプログラマーのChiaki Uehiraは、パークのサイトやシステムをつくっていたり。ほかにもデザイナー、フォト/ビデオグラファー、絵描き、ブランディングデザイナーなど、今は13人からなるさまざまなクリエイターが所属していて、それぞれの得意なことをパークで生かし合っています。
なぜ、「オレンジパーク」をつくったのか。どういう想いで運営しているかについては、先日のライブ配信で少しお話させていただいているので、ぜひチラっとのぞいてみていただけたら幸いです。GIMA☆園長がMCで、ゲストにむかえたクリエイターの過去・現在・未来をサシでほりさげる「ONE to ONE」というトーク企画に、僕が登壇してこれからのパークについて緊急公開ミーティングをさせていただきました。【→動画】
こちらの動画を要約して、語り切れなかった部分も補足しながら、オレンジパークの歴史をざっと振り返ると…下記のような感じです。
①およそ10年前…当時、大学生の大西は仲間とフリーペーパーを作成していた
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②大西は取材もかねて、ライブハウスに通い詰めているうちに、愛はズボーンというバンドに出会う
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③そこでGIMAと大西が出会い、同じ1991年生まれということで意気投合。毎日のようにアメリカ村で「何か一緒にしたいね」と朝まで語り始める(20代前半)
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④次第に同世代の絵描きやデザイナーといった仲間が増える。「アメリカ村」という街が好きで、だけどなにか物足りない。もっと音楽やファッション、アートなどのカルチャーが混ざり合ったことがしたいと企み始める
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⑤2016年、愛はズボーン主催×大西と仲間たちで「アメ村天国」というフェスを企画&開催
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⑥「アメ村天国」のサイトを、プログラマーChiaki Uehiraが率いる「PIXELGRAM」が制作。(Chiakiは、GIMAの従兄弟という縁で依頼。当時のPIXELGRAMは、メンバーが3人でした)これも当時の写真
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⑦フェスを企画できたけど、年に1回の開催で継続的にみんなで集まって発信できる場所がない。かつて、フィッツジェラルドなどの⽂豪やピカソ、に岡本太郎など芸術家が集まり、議論を交わしたパリの〝キャフェ〟のような、自然とクリエイターがあつまり、刺激しあったり議論できたり、共に何かを生み出し新しい出会いのある場所がほしい。と、想い始める(この辺の話は、またいつかちゃんと書きます)
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⑧一方、PIXELGRAMはオフィスの移転を検討している時期で、オフィス兼コワーキングスペースのような場所をつくりたいと、構想
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⑨GIMA&大西「キャフェ」つくりたい × PIXELGRAM「コワーキング的なオフィス」つくりたい
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⑩それなら、イベントや展示、仕事もできる「キャフィス(キャフェ+オフィス)」的な場所、仲間を集めてつくっちゃおうよ(握手)
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オレジパーク完成
ざっくりこんな風な流れで、握手を交わしてから1年経たずして「オレンジパーク」が誕生しました。GIMAと大西もPIXELGRAMに加入。今ではメンバーも13人にまで増えたとはいえ、だれもスペースの運営をしたことがありません。なので、「キャフィスやろうぜ!」の勢いのまま、今も手探りで、よりよい場所作りを模索しているところです。
↑こんな感じの真っ白だったオレンジパークも…なんとかここまで成長↓
僕たちにとっては壮大な挑戦。にも関わらず、2019年10月のオープンから半年もたたないうちに、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響で休園を余儀なくされ、なんとか再オープンできたものの今度は時短営業…と、運営の難易度が増すばかり。
「集まれる場所」をなんとかつくったけれど、「集まりにくい時代」という逆境…。とはいえ、やりたいことはあるし、やるべきこともまだまだある。ので、歩みをとめるわけにはいきません。そんな話をトーク配信で行ない、「パークはこの時代に、何をしていくのか」と考えた結果、今すぐできることのひとつとして「発信をやめない」ということに。
・GIMA☆園長は、Twitterで「#GIMA園長の一言」をつけて毎日パークにまつわる雑感を更新
・大西★裏園長は、この公式サイトのマガジンを更新
これは、少しでもオレンジパークのことを知ってもらうためのチャレンジです。二人ともルーズで習慣化が苦手、SNSの更新なんて極力さけたい、時代にそぐわぬダメなオトナ。ですが、ひとりでも多くの人にパークを知っていただき、好きになっていただき、また心置きなく集まれるようになるまで、発信を続けることにしました。
僕の更新については、「週1回」と配信では宣言しましたが、頻度も少なくなるので、月・火・水の週3回を目指します(たいへんだぁ…)。内容は、オレンジパークにまつわること、そしてパークの周辺(難波・アメリカ村・堀江)のカルチャーを紹介していこうかと。SNSなどでリクエストいただけたら、それについても書きますのでドシドシお送りください。「オレンジパークにいく時のランチどこでたべようか迷います。いいところないですか?」など。
PIXELGRAMには、【つくることで「 」を変えていく】という理念があります。社会に対して「つくることで〝なにか〟を変えていく」、この〝なにか〟は価値観や生活、文化など、クリエイターによってさまざまです。それは時として、ひとりではつくれなかったり、変えられないこともあるので、個々の強みを活かしながら変革していくためのチームでもあります。
そして、オレンジパークは【クリエイターのサード・プレイス】を目指し、「クリエイターの出会い方」を変えていくイベントや企画、発信を行なっています。
かつてのパリのキャフェのように、パークにいけば新しいカルチャーと出会える。刺激的なクリエイターと出会える。ものづくりを通して、新しい自分の可能性に出会える。そんな様々な出会いを生み出すことで、明日からワクワクするようなきっかけを、これからたくさんつくっていきたいな、と。
まだまだ集まりにくい時代がつづきそうですが、オレンジパークは対策をしっかりとった上で、安心して参加できるイベントや発信をつづけていきます。2月や3月もたくさんイベントなど決まってきているので、ぜひHPのスケジュールやイベント一覧からチェックしてみてください。
次回予告
・今週水曜は「パークでできること」について
・金曜は「パークの100日構想」について、書こうかなと思います。
(気分が変わらなければ)
文/大西健斗